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教員情報(OKAZAKI-SAKAUE Kana)
氏名・職名 |
岡崎 香奈(おかざき かな,OKAZAKI-SAKAUE Kana)准教授 |
メールアドレス |
kanaokaz [at] people.kobe-u.ac.jp |
取得学位 |
D.A. (New York University) |
研究分野 |
音楽療法,即興演奏 |
[学部] 所属 |
人間表現学科 臨床・感性表現論コース, 人間表現論コース |
研究テーマ |
医療,福祉,教育現場における音楽の臨床的活用について研究しています。特に「表現者としての人間」が即興演奏する行為と,そのプロセスで生起する要素を検証しています。
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[大学院] 所属 |
[博士課程前期課程] 人間発達専攻 表現系講座
[博士課程後期課程] 人間発達専攻 表現系講座
[(旧)博士課程前期課程] 人間表現専攻 コミュニティアートコース
[(旧)博士課程後期課程] 人間表現専攻 表現創造論分野 |
研究テーマ |
これまで認知症,失語症,障害児・者,不登校児等の臨床に携わってきました。現在は,疾病の有無に関わらず「表現者としての人間」の音楽行為とその臨床的作用を研究しています。
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研究者情報 |
神戸大学研究者紹介(KUID) |
教員サイト |
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研究室紹介 |
医療,福祉,教育現場における「音楽」の可能性を考える
私の研究室では,音楽療法に関連するテーマを幅広く取り扱っています。まだ日本では,職業としてあまり認知されていない領域ですが,欧米では対人援助専門職の一つとされています。音楽を聴取するだけでなく,音楽療法士と共に歌ったり楽器を演奏したりすることを通して,発達障害や認知症,失語症など,様々な困難を抱える方に多くの変化が現れます。
音楽療法における現象を探索する作業は,単に音楽の作用を検証するだけでなく,人間と音楽との本質的な関係性を問いかける重要なきっかけとなります。特に私の専門は「即興表現を活用した音楽療法」です。医療,福祉,教育現場における「音楽表現」の臨床的可能性を探求したい方は,ぜひその扉を開けてみてください。
ゼミでは,文献による講義だけでなく,実践症例の映像・音源の紹介や音楽活動を体験する演習形態を取り入れることを特色としています。「人間が音楽する」意味を,共に探索してみませんか。
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研究最前線 |
人間が「音楽する」ことの臨床的意義と役割を探る
本研究室では,以下の3つの柱のもとに研究を行っています。
・音楽療法の臨床研究
これまで医療,福祉,教育現場において,認知症,失語症,障害児・者,不登校児等の治療に携わってきました。現在も,障害児・者や音大生対象の臨床を継続しています。また,東日本大震災被災地における音楽療法の後方支援も行っています。音・音楽の臨床的機能を研究すると共に,セラピストとクライエントとの関係性が音楽表現の変化といかに関わっているのか,また音楽(特に即興演奏)という時間芸術がどのような条件下で治療媒体となりうるのか,など様々な問いに対する検証を続けています。
・日本における音楽心理療法の実践研究および養成教育研究
現在の日本における音楽療法士養成教育課程では,トラウマや喪失など心理的に深い部分を治療する「音楽心理療法」の実践指導カリキュラムがまだ組まれていません。欧米では大学院において,上級音楽療法士養成教育が行われています。イギリスやアメリカでこの教育を受けた体験を活かし,臨床実践に応用しています。また,日本に音楽心理療法アプローチの実践能力を持つ音楽療法士を増やすために,効果的な教育システムおよび指導方法に関する研究を進めています。
・音楽療法的視点を表現活動に活用する研究
これまで,音楽教育・レッスン教育,医療,福祉分野において「音楽療法的視点」の活用法を研究してきました。これらの活動経験をもとに,障害や疾病の有無に関わらず「表現者としての人間」が音楽を即興する行為とそのプロセスで生起する要素を検証し,地域や社会の音楽表現活動において音楽療法的視点がどのように応用できるのかを研究しています。
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